スニーカー文化の最上層、その静かな舞台裏で、新たなカルト的存在が姿を現す。Fragment Design x Nike Book 1 “Red Snakeskin”。デビン・ブッカーと藤原ヒロシのためだけに作られたこの一足は、希少という言葉では語り尽くせない。存在するのはわずか2足。まるで神話のようなスニーカーだ。
クリーンなホワイトレザーのベースに、ヒールパネルを覆う鮮烈な赤のスネークスキン。その質感と色彩は、荒々しさと洗練の絶妙な均衡を描く。スウッシュは控えめにパーフォレーション加工され、軽やかな息吹を添える。そして藤原のペアの内側には「1 of 2」の刻印。触れることすら叶わないほどの排他性を示す証だ。
これは一般リリースでも、新たなバリエーションでもない。ブッカーと藤原、二人のアイコンが交わす対話を凝縮したオブジェクトである。2024年12月にブッカーが着用していた「Blue Snakeskin」からの流れを汲みつつ、この“赤”はより鋭く、より強烈に存在を主張する。
発売日も、リテール展開も存在しない。ただ、アスリートとデザイナーの間で交わされるプライベートな交換。その一瞬を垣間見ることしかできない。Book 1 “Red Snakeskin” は市場のものではない。伝説のためのものだ。